無意識下での情事

※R18小説です。

公開日:2017/9/1(連載中)

夏休み。
大学以外で関わりのない、同級生のその人。
暑さと興味の誘惑で、その人のハダカを……。
この夏、いやらしい好奇心で、どきどきが止まらない。

  • 第1章 バス内で

     私は、旅行が好き。 しかし、学生という身分である以上、あまりお金がなかったりする。 とりあえず、夏休みなので、ふと思い立って、予算内の夜行バスを適当に予約してみた。旅行と言っても、行き当たりばったりな感じが好きなので、いい加減で十分。遠く…

  • 第2章 ちょっとした二人旅

     ――――――――さん。 ――――う――さん。「保谷さん」「うふぉあ!?」 目を覚ますと、見知らぬ男の子の顔が、どアップで飛び込んできた。「だ、大丈夫?」 あ、あ……、日野くん。「もうすぐ着くよ」 そこでようやく、私は、夜行バスで旅をしてい…

  • 第3章 お風呂とカメラと

    「ご、ごめんね。ややこしいことになって……」 “私=日野くんの彼女”という誤解が解けぬまま、日野くんのおばあさんのお友達は帰っていった。そして、そのままお昼をご馳走になり、私は、おばあさんに『気の済むまでここに泊まっていい』とまで言われてし…

  • 第4章 誤解について

    「お先にお湯をいただきまして……」 お風呂から上がり、日野くんとお揃いの浴衣を着る。そして居間に来た時は、おばあさんも帰っていた。「あらー、夫婦みたいだわ~」 おばあさんが、私と日野くんを見比べて言う。そういえば、誤解が解けてなかったな………

  • 第5章 偽初夜

     おばあさんは、九時くらいには寝てしまうらしい。私と日野くんも疲れていたので、おばあさんとめいちゃんにおやすみなさいをして、寝ることにする。ちなみに、めいちゃんは、おばあさんと一緒に寝ているそうだ。この家では唯一、おばあさんの寝室だけエアコ…

  • 第6章 着替え

    「保谷さん……」「んん~、あと二時間……」「そ、それはちょっと……。……じゃあ、もうちょっと寝てていいから……」「んん~……」 ……あ、目、覚めた。 もう少し寝ていたいのに、意識はしっかり覚醒してしまう。 私は、布団をかぶって、寝返りを打っ…

  • 第7章 初夜のあと

     気持ちを落ち着かせてから、起き上がる。とりあえず、着替える前に日野くんを捜す。「あ、みなつちゃん」「めいちゃん、おはよう」 台所には、洋服姿にエプロンをしためいちゃんがいた。ご飯を作っているみたいだ。 私も手伝おうか尋ねる前に、めいちゃん…

  • 第8章 二度あることは何とやら

     明日は、この辺の案内をしてくれるそうだ。めいちゃんも来るらしい。 そして、夜は、やっぱり日野くんと二人きり。 どきどきはしたが、眠りに落ち……、深夜、日野くんのキックで起こされた。 まさか、日野くんと寝る限り、深夜に起こされるのは、避けら…

  • 第9章 さとやま

    「……まあ、だいたい田んぼしかないけどね」 翌日の朝食後。 日野くんとめいちゃんに案内されてこの町をぶらぶらと回ったが、客として知っておきたいことと言えば、コンビニとバス停くらい。 ただし、コンビニはチェーン店ではなく、個人でやっている、二…

  • 第10章 水と白と透け

    「話してたら懐かしくなっちゃってさーあ」 夕方、めいちゃんは、水鉄砲を持ってきた。「ねえ! 遊ぼ!」「え~……」 私と日野くんは、お昼寝していた。めいちゃんもお昼寝していたはずなのだが、一足先に目を覚まし、水鉄砲を用意していたらしい。なお、…

  • 第11章 夢うつつ

     ねえ、と、彼が私を呼ぶ。 日野くんが、無表情で私を見つめていた。 怒っている? 温度が感じられない表情に、私は怖くなった。 彼は、ゆっくりと口を開いた。 ――知ってるよ、全部。 心臓が大きく跳ねる。 そして、しらばっくれるより早く、彼は真…