彼の秘密、彼女の謎

※R18小説です。
※男の子の羞恥が他作品より激しいです。スカトロ(大)表現も若干あります。
※視点がころころ変わります。

公開日:2017/9/1(連載中)

ひとりぼっちどうしがともだちになり、こいびとになった。
そんなおれたちの、ぶきようでいやらしく、せつなくもすくいのある、かこといま、みらいのはなし。

  • 第1章 出逢い – ゆきな

     ――どうしたの? 声をかけられて、初めて、あたしは、泣いていることに気づいた。「………………ほぇ」 ぱちぱちと目をしばたたかせる。 そこにいた人は、多分、知らない人。「えっと……、どちらさん?」「いや、泣いてたから……」「ん……」 あたし…

  • 第2章 付き合いたい – ゆきな

     みづきちゃんは、あたしより一つ年上。学年も一つ上で、専攻も違うから、一緒におべんきょうすることはないけど、校舎の隅の、木が何本かあるところにいると、よく来てくれた。「みづきちゃんは、ストーカーなの?」「そ、そんなにうっとうしいかな?」「う…

  • 第3章 デート – ゆきな

     それからも、みづきちゃんは、あたしにおべんきょうを教えてくれた。夏休みに入ってからも、学校が開いていない日を除いて、毎日来てくれた。 あたしは、相変わらず物覚えが悪いけど……、みづきちゃんは、一生懸命教えてくれる。あたしも、頑張んなきゃ。…

  • 第3章 デート – みづき

     学校の最寄り駅から、二駅ほど離れた場所に、大型ショッピングモールがある。おれとゆきなは、ここでデートをした。デートと言っても、ただ二人で色んな店を見るだけだったけど……。 ゆきなといると楽しい。……いや、楽しいは楽しいけど、ただの“楽しい…

  • 第4章 デートの帰り – みづき

     いよいよ暗くなり始めてしまったので、帰路につく。 ゆきなも、お金を払わないなんておれに悪いと、少し気を遣っていたみたいだが、結果的には楽しんでくれたみたいだ。「またデートしてくれる?」「うん、みづきちゃんとまた、デートしたい」 次は、どこ…

  • 第4章 デートの帰り – ゆきな

     みづきちゃんの様子がおかしかった。 薄暗い公園で、おともだちと久しぶりに話すというのに、顔は真っ青で、よく見ると震えている。「みづきちゃん、具合悪いの……?」 たくさん歩いたから、疲れたのかもしれない。白坂さんたちには悪いけど、今日は、み…

  • 第5章 記憶 – みづき

     過去の記憶がフラッシュバックする。 何が原因かはわからない。 いわゆる“いじめ”のターゲットになったのに、明確な理由は存在しなかった。少しタイミングが違ったら、白坂や橋村、五嶋がなっていたことだってありえる。 くじ引きで主役を決めたみたい…

  • 第6章 辱め – みづき

     なのに、おれは今、射精をしようとしているのだろうか。 大学生になって、もう会わないと思っていたのに。ゆきなに会えて、もう性奴隷みたいにされた自分と完全に別れられると思ったのに。 手が動かない。ゆきなが、ゆきなが見てる中で、おれはまた……。…

  • 第7章 おしまい – みづき

     ぼくは、すっぱだかで、名前も知らない公園に立っている。 そして、目の前のベンチには、白坂パパと橋村パパと五嶋パパと……、ゆきながいる。ゆきなは、白坂パパと五嶋パパに挟まれ、橋村パパに、肩をつかまれていた。 ゆきなは、ただただ呆然と、ぼくを…

  • えこちゃんにっき そのいち

     わたしたちのクラスには、江古田くんという男の子がいます。“えこちゃん”と呼ばれているので、次からはえこちゃんと書きます。 えこちゃんは、背が低くておとなしい子でした。だから、いじめのターゲットにされました。 もともと全寮制で、制限も多い場…

  • 第8章 帰り道 – みづき

     靴と靴下、ズボンとメガネ。これらは無事だったので、大雑把に砂を払って元通り着る。 ゆきなが洗ってくれたものの、思いっきり吐いたし漏らしたパンツとTシャツは、身につけたくなかった。 ズボンがあるから、パンツはまだ捨ててもいい。しかし、おれは…

  • えこちゃんにっき そのに

     えこちゃんは、射精ができるようになりました。男の子だった体は、男へと変わったのです。もうえこちゃんのおちんちんは、おしっこするだけの管ではありません。 しかし、えこちゃんのおちんちんは、いぜんとして小さいままです。たまたまも毎日みんなでし…

  • 第9章 蚊 – みづき

     恥とみじめを、さらに上書き更新してしまった。それでも、なんとか無事にゆきなを自宅に連れてきた。 ゆきなは、黙っている。ゆきななりに気を遣っているのかもしれない。ますます落ち込むが、色んな面で自業自得だ。 早く連絡させたいものの、ちんちんを…

  • 第10章 静かな部屋 – みづき

     ようやく落ち着いて部屋に入る。 部屋には最低限のものしかないから、掃除や片づけをあまりしていなくても、一見汚いようには見えない。ただし、安さで家具を揃えたため、テイストがぐちゃぐちゃ。人に見せるのは恥ずかしいのだが……。仕方あるまい。 ロ…

  • 第10章 静かな部屋 – ゆきな

     みづきちゃんは、コンビニに行ってしまった。あたしは、危ないと言われて、みづきちゃんの家でお留守番。 ………………あたし、みづきちゃんにひどいことしたんだよね……。 白坂さん、橋村さん、五嶋さん……。 みづきちゃんは、嫌がって、いたと、思う…

  • えこちゃんにっき そのさん

     えこちゃんは、あまりにも快楽にはまり、授業中にも関わらず、おちんちんをいじるようになりました。当然、成績は下がります。みんながとがめ、おしりをたたくのですが、それすらも気持ちいいのか、射精してしまいます。 先生もこれは問題だと考えて、てい…