初恋スコーチング【テキスト先行公開版】66-21b

最終更新日:2023年10月9日

◆この記事は18禁です!

このストーリーは、18禁ノベルゲームにしたい作品の“テキストだけ”先んじて公開するものです。

詳細 / 目次

フリー版で公開していた範囲はそのままノベルゲームテキスト形式、そうでない追加部分は主に小説描写になっています。


クソメガネを布団に寝かせる。

……メガネって、かけたまま寝るものか?

それとも、メガネかけていないと、私がどこにいるかもわからないくらい、目が悪いのかな。

あかね
「病院は?」

クソメガネ
「わざわざめんどくさい……」

……まぁ、気持ちはわかるよ。

あかね
「ご飯食べた?」

クソメガネ
「食欲ない……」

それは、つまり『食べてない』と言っているのだろう。

あかね
「だめだよ、食べなきゃ」

クソメガネ
「うるせー、かんけーないだろ……」

いつもの悪態も、当然のごとく元気がない。

あかね
「私が風邪引かせたわけだし」

私は、道中、コンビニで買ったものを出した。

あかね
「水分は?」

クソメガネ
「別に摂ってっから……、いちいちうるさいな……」

あかね
「飲む?」

私は、スポーツドリンクとコーヒー牛乳を見せる。

クソメガネ
「いらん……」

あかね
「食べる?」

私は、ゼリーとプリンを見せる。

クソメガネ
「いらねぇ……」

あかね
「………………」

カロリーちゃんと摂っているのかな……。
いや、多分、この調子だと摂っていない……。

無理矢理にでも、少しは食べさせないと。

あかね
「コップとか、勝手に使っていい?」

クソメガネ
「だめ……」

あかね
「………………」

クソメガネ
「………………」

あかね
「……コップとか、勝手に使うから」