最終更新日:2023年10月9日
◆この記事は18禁です!
このストーリーは、18禁ノベルゲームにしたい作品の“テキストだけ”先んじて公開するものです。
フリー版で公開していた範囲はそのままノベルゲームテキスト形式、そうでない追加部分は主に小説描写になっています。
「そういや今日メガネくんいないじゃん」
食べ終わり、りくと教室に向かう途中、あの空き教室から声が聞こえてきた。
メガネくん……。
りく
「でさー、その展開がまた熱くて……」
たかし
「風邪引いたんだって」
吉原たかしの声は、どうしてこう無駄に爽やかで、存在感があるのだろう。
……風邪……、引いたんだ……。
メガネくんて……、あいつのことだよね?
……風邪……、引かせちゃったんだ……。
りく
「あかねも読めばいいのにー。面白いよ、貸すよ」
……あ……。
あかね
「うん、またの機会にね」
りくの話、全く聞いてなかった。
失態……。ごめん、りく……。