最終更新日:2023年10月9日
◆この記事は18禁です!
このストーリーは、18禁ノベルゲームにしたい作品の“テキストだけ”先んじて公開するものです。
フリー版で公開していた範囲はそのままノベルゲームテキスト形式、そうでない追加部分は主に小説描写になっています。
今日、りくは、部活。
だから、りくと一緒に帰れない。
そういう日は、クソメガネで遊んでいることが多くなった。
あかね
「………………」
しかし、今日、彼の席は、空いていた。
休み……。
私が、彼に何かするようになってから、初めてのことだった。
いつも、来ていたのに。
酷いことされても、来ていたのに。
好きな人……吉原たかしには……、東仲でないと、会えないだろうから。
あかね
「……………………」
……風邪、引いたのかな……。
◆
りく
「……あかね?」
あかね
「えっ?」
りく
「どうかしたの? 考えごと?」
りく
「ベーコン巻き無断で食べたのに、何にも言わないからさ……」
あかね
「え? あ……」
確かに、いつの間にか、お弁当のベーコン巻きが一つ消えている。
あかね
「よくもーっ」
りく
「わー、ごめんー」
あかね
「ま、別にいいけどね」
りく
「授業で何かあった?」
あかね
「……別にぃ」
そう。
別に、何もない。
誰が休もうが……否、自分かりくが休まない限り、それは私にとって関係ないこと。
あかね
「………………」
関係……ないこと……。