初恋スコーチング【テキスト先行公開版】54-21b

最終更新日:2023年10月9日

◆この記事は18禁です!

このストーリーは、18禁ノベルゲームにしたい作品の“テキストだけ”先んじて公開するものです。

詳細 / 目次

フリー版で公開していた範囲はそのままノベルゲームテキスト形式、そうでない追加部分は主に小説描写になっています。


クソメガネが次に来たのは、私たちの教室だった。

クソメガネ
「ここでは……、何したら、ヒントもらえんだよ」

あかね
「んー、そうだなぁ……」

せっかく、私やクソメガネの私物がある場所なのだし……、何かそれらを使って、困らせたいけれど……。

とりあえず、私は、自分の席に向かう。

机の中には……。

わー、驚くほど何もない。

忘れ物をした時の予備にと、使っていないノート一冊と、シャーペン、消しゴム、ボールペン、黒ペン……。

黒ペン使って、らくがおでもさせるか?

でも、自分でやれというのも酷だし……。
あと、それやると、完全におばけになりそう……。
油性だから、外に出られなくなる……。

自分で自分の体にらくがきするとしたら……。

そして、服で隠せる場所と言ったら……。

あかね
「……ぞう」

クソメガネ
「?」

あかね
「これで、ぞうさん描いてよ」

黒ペンを手渡す。

クソメガネ
「どこに……」

クソメガネの股間を指さす。

クソメガネ
「………………」

クソメガネ
「……変態」

確かに……。

でも、今さらじゃないかな?

クソメガネ
「さっき洗ったばっかじゃねーか……」

それもそうでした。

あかね
「別に、拒否なら拒否でもいいよ」

あかね
「ヒントは教えないけどね」

クソメガネ
「……俺が自分で描かなきゃ、ヒントはくれないのか?」

あかね
「? 他にどうやって描くの?」

クソメガネ
「お前が……」

え……。

あかね
「………………」

あかね
「…………ま、まあ、それでもいいけど……」

クソメガネ
「じゃ、描けよ……」

返される黒ペン。

……ま、まじですか。