最終更新日:2023年10月9日
◆この記事は18禁です!
このストーリーは、18禁ノベルゲームにしたい作品の“テキストだけ”先んじて公開するものです。
フリー版で公開していた範囲はそのままノベルゲームテキスト形式、そうでない追加部分は主に小説描写になっています。
あかね
「ふう……」
さすがに、夜中の校舎って、暗くて不気味。
見張りもいるかもしれないと思うと、気も抜けないし。
セキュリティも解除してあるから、不審者がいないとも限らないし。
幸い、誰とも遭遇することはもちろん、気配すら感じることはなかったが……。
逆に言えば、それは……、B棟には、私とクソメガネ以外の人間は、いないということ?
そうだとすると……、クソメガネの恥ずかしい姿を、知り合いに見せるということはできない?
同じ東仲の学生がいれば、私も危険ではあるんだけど。
ちょっと残念だな。
あかね
「………………」
クソメガネは、服を脱いで、射精しただろうか?
あの様子からすると、服は……、脱いだかもしれないな。
でも、射精は……。
あかね
「……あ」
おもちゃを使っての射精だということ、言ったっけ?
……言ってなかったかも。
おしいことしたな~。
……でも、すでにしていたら、何による射精か、見極められないか。
ま、そういうルールの穴を見つけられなかったら、その人が悪いってことで。
教室の階に着いたら、人気がないことを確認して、バイブを鳴らす。
さて、どうなってるかな……。
どうせ、言っておいたとこまで脱いでないと思うけど……。
あかね
「ん?」
教室に入ると、誰もいなかった。
トイレか? と、一瞬思うが、開けておいた掃除のロッカーが、閉じられているのに気づく。
ああ……、隠れたんだ。
バイブ聞こえなかったのかな?
あかね
「だいじょぶ?」
私は、ロッカーの扉を開けた。
クソメガネ
「…………っ」
あかね
「わ……」
案の定、クソメガネはロッカーの中にいて……、これは予想外だったが、ちゃんと脱いでいた。
クソメガネ
「遅いっ……」
あかね
「え?」
時計を確認する。
十分を一分ほど過ぎていた。
時間に厳しいんだろうか?
しかし、それくらい許してほしい。
どこに隠すか迷い、それでいて静かに歩いていたんだから。
でも、遅いと、怒るということは……。
あかね
「ごめんごめん、射精できたんだ?」
クソメガネ
「…………してない」
あかね
「え?」
あかね
「射精しないと、探せないとは、言った……」
言葉をさえぎって、クソメガネは、何かを私に差し出す。
それは、ローションとお尻のおもちゃだった。
クソメガネ
「お前が、してくれよ……」
あかね
「ん??」
どういう風の吹き回し?
っていうか、この十分間、何があったんだ?
クソメガネ
「は、早く……っ」
あかね
「あ……、あぁ、はいはい……」
しかし、自分から言ったことなので、今さらあとに引けない。
クソメガネに射精をさせるはめになってしまった。
……何かの罠か?
あかね
「じゃあ、机に座ろうか……」
吉原たかしの席を指さす。
もちろん、冗談だ。
『ふざけんじゃねえ。たかちゃんの机にそんなことできるか』
そういうクソメガネの反応を、期待して。
しかし……。
クソメガネ
「なるべく、汚すなよ……」
え。