最終更新日:2023年10月7日
◆この記事は18禁です!
このストーリーは、18禁ノベルゲームにしたい作品の“テキストだけ”先んじて公開するものです。
フリー版で公開していた範囲はそのままノベルゲームテキスト形式、そうでない追加部分は主に小説描写になっています。
金曜……と言っても、あと三十分ほどで土曜日に切り替わる時間帯。
私とクソメガネは、校門を乗り越え、校舎に侵入した。
夜……しかも、深夜近く、校内にいるなんて、ちょっとどきどきだ。
もちろん、東仲にもセキュリティは存在する。
ただし、吉原たかしグループによって、解除されることもあるらしい。
あかね
「で、セキュリティは解除されてるの?」
クソメガネ
「ああ……。もうこの時間なら、解除も終わっているはず」
クソメガネ
「現に、防犯カメラのランプついてないだろ?」
確かに、東仲の防犯カメラは、作動していれば赤いランプがつくのだが、今は何のランプも見えない。
つまり……、東仲に侵入したことは、問題にならない。
その代わり、何が起きても、自己責任になるのだが。
あかね
「で、イベントは……、体育館でやってるんだよね?」
クソメガネ
「そのはず……」
りくからは聞けなかった、夜の東仲の顔。
クソメガネは、普通に話してくれた。しかも、噂でなく、今日の予定まで。
さすが、吉原たかしの仲間というだけある。
クソメガネ
「セキュリティは解除してても、見張りは、いるからな……」
クソメガネ
「……俺はともかく、お前が見つかっても、本当に知らねーからな?」
クソメガネ
「ヤりにきたやつらで、見張りもやってんだから……、見つかって、レイプされても文句言えねえかんな」
あかね
「その人妻、美人なんでしょ? わざわざ私襲わないって」
クソメガネ
「お前……、男の性欲なめてんだろ」
クソメガネ
「欲情した男は、遠くの美人より近くのぶすを選ぶもんだぞ」
さらっとぶすと言われてしまった。別に気にしてないけど。
あかね
「それだったら、ホモのキミが、私より男に近づいて」
クソメガネ
「……ホモの旦那に嫌気差してる人妻を犯しにきた男が、ホモなわけないだろ」
それもそうか。
でも、大丈夫だと思う。
きわどい格好をするのは、クソメガネなのだから。
男がいくら欲情していても、クソメガネを見れば、びっくりする。
その間に、私は、逃げてしまえ。