最終更新日:2023年10月7日
◆この記事は18禁です!
このストーリーは、18禁ノベルゲームにしたい作品の“テキストだけ”先んじて公開するものです。
フリー版で公開していた範囲はそのままノベルゲームテキスト形式、そうでない追加部分は主に小説描写になっています。
スパゲッティも食べ終わった。
クソメガネ
「……あ」
立ち上がろうとすると、クソメガネが声を上げた。
クソメガネ
「よっぽど腹減ってたんだな……」
またその話?
クソメガネ
「口の周り、ミートついてる」
あかね
「えっ」
私は、咄嗟に口に手を当てた。
クソメガネ
「ついでに、胸んとこにも飛んでる」
あかね
「うそっ」
まあ、これは、好きでも何でもない服だから、いいんだけど。
クソメガネ
「……お前も、シャワー浴びれば? 泊まるんだろ?」
あかね
「うん……」
クソメガネ
「……俺は、テレビでも観てるから」
それは、“ガラス張りで丸見えのシャワールームを見ない”と言っているのだろうか。
ちょっと気になるが……、確かに、シャワーすら浴びないのは、なんだか不潔だ。
あかね
「じゃあ、浴びようかな……」
クソメガネ
「ん……」
クソメガネ
「んはぅ……っ!?」
あかね
「ちょ、大丈夫、大丈夫っ?」
イスから立ち上がった瞬間、クソメガネは、その場に崩れ落ちた。
息が若干上がり、体も震えている。
クソメガネ
「なんか……、けつ……ずれた……」
あかね
「……気持ちよかった?」
クソメガネ
「……、…………」
『んなわけねえだろ』。
きっと、いつものクソメガネなら、そう言っていただろう。
しかし、今回は、否定しない。
体をぷるぷる震わせ、黙っている。
それは、肯定しているようにすら見えた。
本当に、気持ちよかったのか……?
クソメガネ
「シャワー……」
クソメガネ
「浴びて、こいよ……」
クソメガネ
「その顔、笑えんだよ……」
あかね
「……………………はい」
とりあえず、私の今の状態も恥ずかしいことは間違いない。
病気などではないようなので、気になるものの、シャワールームに向かった。