最終更新日:2023年6月29日
◆この記事は18禁です!
このストーリーは、18禁ノベルゲームにしたい作品の“テキストだけ”先んじて公開するものです。
フリー版で公開していた範囲はそのままノベルゲームテキスト形式、そうでない追加部分は主に小説描写になっています。
クソメガネ
「何のつもりだよ」
翌日、むしろ私が、メールでクソメガネに呼び出されていた。
学生不足で、教室としては使われず、物置になっている部屋に。
無駄に内側から鍵がかかる部屋。
クソメガネは、鍵をかけて、昨日のメールについて怒っていた。
あかね
「いや、写真送っただけじゃん。まだ送ってないのとかあった?」
クソメガネ
「一度に全部送ってくやいいだろ。高画質で送れねえわけじゃねえし」
クソメガネ
「第一、なんでスパムみたいな感じで送ってくるんだよ。間違えて迷惑メール申告しちまっただろ」
あかね
「1∞歳眼鏡BOY☆激ヤバヌード写真♂」
クソメガネ
「全くだ、きもい件名にしやがって」
ゲイビデオとかの煽り文を見て、頑張って作ってみたんだけど、不評のようだ。
あかね
「まあいいじゃん」
あかね
「ちょっとした嫌がらせだし」
クソメガネ
「…………」
りくは、入部届を出しに行った。
音楽室は、交互で別の部活が使用する。
昨日は吹奏楽部が使ったので、今日は吹奏楽部はない。
そのため、職員室にいるであろう顧問の先生に入部届を出せば、終わりだ。
でも、“挨拶もしてくるから一時間くらいは帰らないかも”と、言われている。
私も、このクソメガネに呼び出されていたため、暇は潰せる。
なので、適当に理由はつけて、帰らず残っていることは、伝えている。
さて、では、暇を潰すか……。
あかね
「聞きたいことあるんだけどさ」
あかね
「1∞歳眼鏡BOYのあんたって、処女なの?」
クソメガネ
「……は?」
クソメガネ
「処女……ってなんだよ。あと、メガネボーイ言うな」
あかね
「バージンかどうか聞いてる」
クソメガネ
「いや、だから……。……経験のあるなしを聞いてんのか?」
あかね
「後ろのね」
クソメガネ
「後ろ?」
クソメガネ
「けつ……ってことかよ?」
あかね
「そうだね」
さすがに、どう切り出せばいいのかわからなかったので、理解してくれて、向こうから言ってくれるのは助かった。
クソメガネ
「あるわけないだろ」
あかね
「一人ではやったことある?」
クソメガネ
「ねーよ」
あかね
「なんで?」
クソメガネ
「なんでって……、やってる方がなんでやってんだよ」
あかね
「いや、ホモなら普通でしょ?」
クソメガネ
「……この腐女子が」
あかね
「じゃあ、普段どうやって一人でしてるの?」
クソメガネ
「……………………」
あかね
「答えなよ」
クソメガネ
「くそっ……、別に、普通だよ」
あかね
「普通って?」
クソメガネ
「普通は普通だよ……。そんなアブノーマルなこと知ってるなら、わかるだろが」
三連休もあったし、何より服もちゃんと着ているせいだろうか。
今日のクソメガネの態度は、大きかった。
あかね
「ごめんねー。むしろアブノーマルなことしか知らないから、普通がわかんないの。女だし」
あかね
「もっとわかりやすく言ってよ」
クソメガネ
「……………………」
あかね
「まあ、言うのがつらいなら、いいよ」
あかね
「ここでしてみせて」
クソメガネ
「な……」
あかね
「ああ、拒否はできないよ」
あかね
「いや、拒否してもいいけどさ、この前撮った写真、ネットに流そうか。吉原たかしたちに送ってみようか」
クソメガネ
「や、やめろっ……」
あかね
「じゃあ、汚れないように制服を全部脱いで、やってみて」
暇潰しと言えど、やりたいことは結構ある。
りくを待たせないようにしなくちゃ。
あかね
「一分以内に、全部脱いでね。脱げなかったら、あんたのおちんちんのアップ、ネットに流すよ」
クソメガネ
「お、おい……!」
あかね
「カウント開始。いち、にい……」
クソメガネ
「やめろよ!」
あかね
「しい、ごお、ろく……」
クソメガネ
「口で言うからっ……!」
あかね
「きゅう、じゅう、じゅういち……」
クソメガネ
「ああぁっ……、くそっ」